一軒家の遺品整理の相場と安く抑えるポイントについて解説

2021年5月16日

離れて住む一軒家で家族の誰かが亡くなった場合は、遺された物を処分するために遺品整理をしなければいけません。

もう一軒家に住む人がいなくなれば、物を保管しておく必要がなくなります。

ですので遺された物をすべて整理しなければいけないのですが、その整理を業者に依頼した場合にかかる料金の相場を知っておいたほうが良いです。

また遺品整理は決して安くありませんので、費用を安く抑えるポイントについても知っておいたほうが良いでしょう。

そこで一軒家の遺品整理の相場と安くするポイントについて解説します。

一軒家の遺品整理の相場はいったいいくらなのか

一軒家の遺品整理をおこなう前に、まずその相場がいったいいくらなのかを知っておく必要があります。

なぜなら相場を知らないで適当に業者を選んでしまったら、費用の支払いで損をしてしまう可能性があるからです。

事前に遺品整理の相場がわかっていれば、業者の提示する料金が高いのか安いのかを判断しやすくなります。

また業者同士を比較する際も、まずは相場が基準になります。では一軒家の遺品整理の相場について説明します。

一軒家の遺品整理の相場は部屋数と作業人数がポイント

一軒家の遺品整理の相場ですが、部屋数と作業人数によって異なります。

たとえば同じ一軒家でも、二部屋しかない平屋と四部屋ある二階建ての一軒家では料金がかなり違います。

二部屋しかない平屋なら、部屋数がそれほど多くありません。

遺品の量に差はあるものの、それほど大がかりにはならないです。この場合の相場は、だいたい10万円から15万円ぐらいです。

ですが二階建ての一軒家で部屋数も多ければ、20万円を超えてしまうこともめずらしくありません。

もしも遺品の量がかなり多かったら、30万円40万円と大金がかかってしまう可能性もあります。

遺品整理をするとなれば1時間や2時間では終わりませんから、それだけスタッフを拘束することになります。

遺品の量が多いとスタッフの人数も増やさなければいけないですし、どうしても料金が高くなってしまいがちです。

ですので一軒家の遺品整理を丸ごと業者に依頼した場合の相場は、だいたい10万円から20万円ぐらいとみておくのが無難です。

ただ一軒家の状況や遺品の量や業者の料金設定などにより、一軒家の遺品整理にかかる費用は異なるということを必ず頭に入れておいて下さい。

悪質な業者には絶対に依頼しないように注意

一軒家の遺品整理を業者に依頼すれば便利なのは確かですが、利用者から高額な請求をしようとする悪質な業者には依頼しないように気をつけなければいけません。

たとえば見積もりの段階ではっきりと料金を教えてくれなかったり、やたら無料を強調している業者には注意する必要があります。

このような悪質な業者は、いざ終わってから相場よりも高い請求を要求してくる可能性があります。

相場より高いのですから、依頼すれば損するのが目に見えています。

ですので少しでも「おかしいのでは」と思ったら、すぐに断るかネットなどで十分に調べてだいじょうぶだと確信できてから依頼するようにしましょう。

一軒家の遺品整理の相場を知っておけば、悪質な業者に引っかからないで済みます。

もしも部屋数が大して多くなくて遺品の量も少ないのに法外な金額を見積もりで出してきたら、悪質な業者だと判断して依頼するのは控えましょう。

相場を知っておけば、法外な金額を伝えられた時点で「おかしい」と気付けます。

料金に対して敏感になっていれば、悪質な業者に騙されずに済みます。

一言に遺品整理のサービスを提供する業者といっても玉石混交ですので、相場よりも高くない優良業者に依頼することが後悔しないコツです。

一軒家の遺品整理を安く抑えるポイント

たとえ評判の良い優良業者でも、一軒家の遺品整理を業者に依頼するとなればそれなりの費用がかかります。

一軒家の遺品整理を、ほんのわずかな費用で済ませることはできません。

ただ相場より少しでも安く抑えるためのポイントはあります。

遺品整理にかかる費用は、できる限り抑えたほうが良いのは当然です。

ではどうやったら一軒家の遺品整理を安く抑えられるのか、そのポイントについて解説します。

すぐ1つの業者に決めないで比較を徹底する

近頃は遺品整理をおこなう業者が増えましたから、利用者には選択の余地があります。

探していてパッと目についた1つの業者だけにとらわれないで、他の業者も探して比較を徹底することが大切です。

比較を徹底すれば、どの業者が安いのかよくわかります。

サービスの質とのバランスが重要ですから、最安値にとことんこだわることだけが業者選びの正解ではありません。

サービスの質が良くてなおかつ安いのが理想です。

そのためにはいくつかの業者をピックアップし、入念に比較してから依頼する業者を決めるのが賢い選択です。

比較を徹底したうえで納得した料金の業者に依頼しましょう。

前もって処分して遺品の量を減らしておく

安く抑えるには、遺品を前もって処分しておくのが有効的です。

遺品の山を目の前にしたら「これを処分するのか」と怖気づいてしまいますが、よく見ると簡単に処分できたりまだ使える物も意外とあります。

遺品はその全部がゴミというわけではありません。

たとえばまだ使える家電や家具は捨てる必要がない物です。

使えるのですから、とりあえず持っておいても損にはなりません。

仮に自分では使わなくても、壊れていなければリサイクルショップなどに売って現金化できます。

また単にゴミ袋に入れて捨てれば良いだけの遺品は、自分で処分しやすいです。

遺品の量が多ければもちろんそれなりに大変ですが、自分の家族にも手伝ってもらって整理すれば業者に依頼して処分してもらう遺品の量が減ります。

ですので「どう処分して良いのかわからない」「処分するのが大変」と思える遺品以外はなるべく自分で処分すると、その分遺品整理にかかる費用を削減できます。

掃除をして作業しやすい環境を整える

一軒家の遺品整理を依頼する前に、掃除をして作業しやすくすることも安く抑えるためのコツです。

一軒家の汚れ具合が酷かったりあまりにも片付いていなければ、遺品整理の作業が難航してどうしても余計に時間がかかってしまいます。

作業時間が長くなればなるほど費用がかさみやすくなってしまいますから、それを防ぐためにはあらかじめ掃除をしたり片付けておく必要があります。

掃除や片付けることも含めて遺品整理を業者に依頼するわけですから、徹底的に掃除をしなければいけないわけではありません。

ただ遺品整理の支障になりそうな物は前もって片付けておいたほうが良いですし、業者のスタッフが作業しやすいように準備しておけばそれだけ費用が安くなりやすいです。

業者の想定している作業時間よりも長引かないようあらかじめ掃除して作業しやすい環境を整えておくことも、遺品整理を安く抑えるポイントの1つです。

一軒家の遺品整理の相場と安く抑えるコツを意識することが大切

故人が物を溜め込む性格だった場合、一軒家に大量の遺品が残ってしまうことはめずらしくありません。

それを整理するとなると骨が折れますが、今は遺品整理をしてくれる便利な業者があります。

ただ業者に依頼するなら、まず相場についてよく知っておく必要があります。

またたとえ優良業者でも料金は決して安くないので、今回紹介した安く抑えるコツを意識し、納得のいく一軒家の遺品整理を依頼することが大事です。

もしも一軒家の遺品整理をしなければいけない場合は忘れないようにしましょう。