6階でもゴキブリは出るの？その理由と高層階でのゴキブリ対策について

2023年2月25日2023年4月1日

多くの人が高層階に住んでいれば虫の心配はないと考えがちですが、実際はそんなことはありません。高層階でも、ゴキブリは対策をしなければ侵入してきます。この記事では、6階などの高層階に住んでいる人でも、ゴキブリの侵入を防ぐための対策を紹介します。

この記事の内容

ゴキブリが6階以上でも出ることがある理由

ゴキブリは一般的に、自然環境の森林や河辺などに生息しています。しかし、都心部では下水道などの場所に多く生息しており、屋外では特に暖かい季節になると餌や水分を求めて、長距離にわたって徘徊します。

ゴキブリは非常に生存力が強く、また繁殖率も高い昆虫です。彼らは極端な環境変化にも耐えることができ、食料や水分が少ない状況でも生き残ることができます。

つまり、気温が上がっていくにつれて、ゴキブリはあなたが思っている以上の数が餌を求めて外を徘徊しています。

家でゴキブリを見かけたことがある人は、ゴキブリが垂直な壁を簡単に移動できることを知っていると思います。ゴキブリは外壁を同じように登ることができ、それはどこまでも上ることができます。彼らの体力は脅威です。また、凹凸のない表面でも登ることができます。

つまり、6階であろうと高層階であろうと、ゴキブリは登って移動ができるため、建物の高さを理由にゴキブリが出現しないということないということになります。

例えば、あなたが6階に住んでいたとして、お隣のお部屋の方がベランダでガーデンニングをしていたら？また、下の階の人がしばらく家を留守にしていたら？上の階の人がゴミをベランダに溜める習慣がある人だったら？

理由②で説明した通り、ゴキブリは垂直な場所を余裕で登ることができ、繋がってさえいれば上の階、下の階に移動できてしまいます。そこに隠れる場所や水が溜まるような場所があれば、そこで繁殖する可能性が高くなります。

つまり、マンションのように多くの人が住んでいる建物では、それぞれの生活習慣や環境が異なるため、ゴキブリ対策についての認識も異なります。住人全員が同じ意識でゴキブリ対策を行うことは考えられないため、ゴキブリが侵入するリスクは低くなるどころか、むしろ高くなってしまうことがあります。

高層階に住む方々は、ゴキブリや虫は高いところまで登ってこないという認識があるため、窓を開けっ放しにしたり、家に入る時に無防備に玄関を開けてしまうことが多く、玄関や窓からの侵入が下の階よりも多いことが確認されています。

高層階に限らず、ゴキブリが外から部屋に侵入する一番の経路となります。

意外にも、これによる被害は少なくありません。段ボールは湿気を吸い、水分を含むことがあり、また段ボール自体がゴキブリの餌にもなります。また、梱包作業中や梱包前の段ボールを保管している場所にゴキブリが出ることは非常に多く、ゴキブリの幼虫が入り込むことや、卵が産みつけられている可能性が少なくありません。

高層階であっても、エアコンには「ドレインホース」と呼ばれる室内機に溜まる水を外に排出するホースがあります。そこを通ってゴキブリが侵入してくることがあるため、網などを被せることで防げます。

前述したように、高層階であっても、部屋の外にはゴキブリが徘徊している可能性があります。玄関やベランダに物が多いと、ゴキブリが隠れる場所が増え、そこにゴキブリが留まることになります。そして、玄関やベランダの窓が開いた時にゴキブリが浸入する可能性が高くなってしまいます。

しかし、玄関やベランダの窓を開ける必要がある場合もあるため、周辺にゴキブリが潜むような隠れ場所を作らないようにするために、玄関の外やベランダに物を置かないようにしましょう。

部屋の外にはゴキブリがいることが何度もこの記事で述べました。基本的にゴキブリは徘徊するため、いつどのタイミングで玄関の外やベランダに侵入してくるかはわかりません。そこで、玄関の外やベランダにブラックキャップのような毒餌を設置しておくことをお勧めします。

毒餌を設置する場所は、玄関の外やベランダにある雨水などが排水される排水管の近くが最適です。ただし、玄関の目の前や窓の目の前に設置すると、毒餌に多少の誘因作用があるため、ゴキブリを呼び寄せる可能性があることにご注意ください。

この記事では6階以上でもゴキブリが出現する理由と部屋への侵入経路、そして対策をお伝えしました。

お読みになっていただければ、高層階に住んでいれば決してゴキブリが出てこないというのは全く根拠がないことがご理解いただけたと思います。

対策についてもお伝えしましたが、建物は一つ一つ違うため、また周辺の環境によっても別の対策が必要になる場合もありえます。

もし、本当に出会いたくないのであれば、一度プロのゴキブリ駆除業者に依頼して調査をしていただくのも良いかと思います。