費用はどれくらいかかる?ゴミ屋敷と化した一軒家を業者に依頼して片付けよう!

両親が亡くなり、実家が空き家状態になったのに、何も手付かずのまま・・・

という人もいることでしょう。

衛生面に問題があったり、犯罪の温床になってしまったりと、空き家の状態で放置することは、あまり好ましいものではありません。

ご近所に、いろいろな迷惑をかける可能性すら出てきてしまいます。

一念発起して、一軒家の実家を片付けようと決心した際、気になるのがその費用ですよね。

一軒家をまるまる片付けるとなれば、それなりの費用がかかることは想像に難くありません。

さらに、空き家となった実家がゴミ屋敷状態だったりしたら、その費用はさらに膨らむことでしょう。

では、そんな一軒家の片づけを業者に依頼すると、費用はどれくらいかかるのでしょうか。

一軒家の片付けにかかる費用や、片付け方法などについて、これから詳しく見ていきましょう。

一軒家の片付けは業者が1番

1.業者に依頼する意味

片付ける家が実家なら、できれば自分で片づけたいと思うものですよね。

ですが、一軒家まるまる自分の手で片付けるとなると、かなりの重労働を強いられることとなります。

手伝ってくれる人が複数人いるのであればいいですが、自分一人で作業するとなると、それはそれは大変です。

片付けが得意でなかったり、主のいなくなった家がゴミ屋敷化していたりすると、素人の手では片付けられない可能性もあります。

また、片付ける家への思い入れが強すぎると、悲しみに襲われて、片付ける気になれないという人もいるかもしれません。

そんな一軒家の片付けは、専門の業者に依頼するのが1番手っ取り早く、賢明です。

プロの手にかかれば、どんなゴミ屋敷であったとしても、効率よくそしてきれいに片付けてくれます。

2.業者に依頼するメリット

片付けを業者に依頼する最大のメリットは、短時間で効率よく片付けてもらえる点につきるでしょう。

ゴミを片付けるだけではなく、回収したごみをきちんと処理までしてくれるので、とても助かるものです。

ゴミ屋敷なら、大量のゴミでも一気に片付け、最後まできちんと処分してくれます。

また片付けだけでなく、清掃も実施してくれる業者や、遺品の買取サービスを行っている業者もあり、とても便利です。

一軒家の片付けにかかる費用の相場

片付けを依頼すると、多くの業者が事前に見積もりを提示してくれますが、その料金形態はどのようになっているのでしょうか。

間取り別にみる相場

一軒家の片付けを専門業者に依頼した場合、かかる費用の相場は下記のようになっています。

・1R1K・・・¥30,000〜¥70,000
・1DK・・・¥50,000〜¥120,000
・1LDK・・・¥70,000〜¥200,000
・2LDK・・・¥120,000〜¥300,000
・3LDK・・・¥170,000〜¥500,000
・4LDK以上・・・¥220,000〜¥600,000

一軒家の場合

間取りが広くなればなるほど、作業にあたるスタッフの人数も増え、作業量も増えていくことになるので、かかる費用はアップしていきます。

一軒家は平均すると3LDKから4LDKなどの間取りとなっていることが多いため、まるまる片付けるとなれば、最低でも20万円前後は費用が掛かるものです。

片付ける一軒家が、ゴミ屋敷のような状態だった場合、ゴミの量にもよりますが、この相場より1.5倍から2倍程度確実に高くなります。

費用の内訳

片付ける家が大きければ大きいほど、費用が掛かると思いがちですが、実際はそうではありません。

片付けの業者は、かかる費用の内訳を「片付けるゴミの量」と「作業にかかる人の数」「作業にかかる時間」で算出しています。

そのため、仮に一軒家がものすごく大きな家だったとしても、片付けるゴミの量やモノが少なければ、費用はさほどかからないことになるのです。

反対に小さな間取りの家でも、ゴミ屋敷状態であれば、大きな家の片付けよりも費用がかかってしまうことになります。

費用の中には、作業費のほかに車両費や廃棄物処理費なども含まれていますが、そのほかに発生する料金は、オプション料金として別請求されることがあります。

片付けにかかる費用を抑えるポイント

専門業者に依頼するとなれば、出費がかさんでしまうことは仕方のないことですが、できれば少しでもその費用を抑えたいところですよね。

では、片付けの費用を少しでも抑えるためにはどうしたらいいでしょうか。

自分でも少し片づけておく

業者に依頼する前に、自分でもできる片付けは少しでもやっておくと、費用を抑えることができます。

業者にすべてを丸投げするのも楽ですが、費用を抑えたいなら、少しは自分でも動く必要があるものです。

簡単な掃除や、簡単に処理できるごみの処分など、自分一人でもできることはたくさんあります。

家具や電化製品など、大きいものを粗大ゴミとして処分する時には、行政のサービスなどを利用すると、費用を抑えて処分することが可能です。

複数の業者から見積もりを取る

片付けを依頼する際、事前に見積もりを取りますが1社だけに依頼するのではなく、複数社に依頼すると、業者を選びやすくなります。

料金比較が楽にできるだけでなく、各業者のサービス内容の比較もできるので、とても便利です。

1社だけの見積書で判断してしまうと、相場を知ることもできず、適正な価格なのかどうかの判断もつかなくなります。

混雑するシーズンを避ける

引っ越しシーズンをはじめ、片付け専門業者が混み合う時期に依頼してしまうと、費用は高くなりがちです。

急ぐ必要がなければ、土日や年末の大掃除シーズンなどを避けて依頼することをおススメします。

リサイクルや買取りを利用する

何もすべてのものを処分する必要はないですよね。

まだ使えるものがあれば、自分自身で使ったり、知人に譲ったりすることでリサイクル効果も生まれ、一石二鳥です。

価値があるものなら、リサイクルショップや買取専門店に持ち込むと、買い取ってもらえます。

依頼する業者の選定方法

一軒家の片付けを業者に依頼しようと考えた時、どんな業者を選べばいいのか、悩んでしまいますよね。

良心的な業者ばかりとは限らないので、自分の目でしっかり確認しながら選ぶ必要があります。

では、どんな点に注意して依頼する業者を選べばいいでしょうか。

1.清掃まで実施する業者

片付けを依頼する側とすれば、ゴミを搬出した後の部屋の清掃まで実施してほしいものですよね。

清掃サービスの有無は、業者によって異なります。

片付け後に簡単な清掃だけ行うところもあれば、ハウスクリーニングとして本格的な清掃を実施してくれる業者もあります。

さらに良心的な業者だと、リフォームまで請け負うところもありますが、どこまでのサービスが料金内に含まれるのか、事前にしっかり確認することが大事です。

ゴミの処分だけではなく、清掃まで実施してくれる業者を選ぶと、その後の管理がとても楽になります。

2.許可を取得している業者

ゴミを回収し、処理場まで運搬するには「一般廃棄物運搬収集許可」という許可が必要です。

この許可を持っていない業者に依頼してしまうと、ゴミの不法投棄を行ったり、トラブルの原因となります。

3.料金の明示

どれくらいの費用がかかるのか、ホームページなどでしっかりと料金を明示している業者なら、良心的な業者だといえるでしょう。

口頭で料金を説明したり、1番大事な価格をしっかりと明示せず曖昧にするような業者だと、後々高額な請求をされる可能性があるので、要注意です。

4.見積りが無料

一般的な感覚でいうと、見積もり=無料というイメージがありますが、中には見積書を作成するだけで費用が発生するという業者もゼロではありません。

そのような悪徳業者に依頼してしまうと、想定以外の費用を請求される可能性も高くなります。